※従業員研修でのよくある研修内容は、「現状の問題点をどうするか」と言う議題が多く、①まず問題点の抽出をデータ分析やケーススタディで行った後、②具体的な解決策をディスカッションやプレゼンテーションを行い、③最終的に各々の目標値を積上げて共通目標を明確にし、意思統一を計ることが多いが、この『積上型』研修では、確かに研修後の従業員間の一体感や達成感は高揚するが、現場に戻ると日々の業務に追われせっかくの目標数値へ向けての取り組みが後回しになりがちである。
なぜか。
それはそもそもの①での問題点の抽出が目の前の課題を炙り出すことから始まるからである。
それぞれの今抱える問題点や課題を積上げ、徐々に視野を広げて最終的にチームの、部門の、会社の目標とする。なんとなく自分もその一員になったような気がするから短期的には意識は高揚しモチベーションは上がるだろう。しかし実績が出るまでそれが持つだろうか。自分の問題が自分の手から離れ、大きな枠組みの目標となった時点で「他人事」となる、そういう人はあまりにも多くはないか。
従業員一人一人、キャリアも違えば能力も性格も実績も違う。当然、抱えている問題点・課題も違って当たり前である。ただそれぞれの認識や解決への行動・結果に格差があるから研修等で統一して同じベクトルを向き足並みを揃えようとするのである。
しかしすぐにその足並みは乱れ、また実績が伴わなくなる。
この悩みを解決するのがこの『FP的思考ThreeStepコンサルティング』である。研修の順番を入れ替えて、会社のビジョン、部門の、チームの目標やあるべき姿を先に明確にしてから、そこから『逆算』して、「では自分には何ができるか」、「何からやるべきか」を考え落とし込むのである。
その為にはまず、会社の、経営者のビジョン、目指すところが明確でなければ従業員に落とし込むことはできない。よって当研修はまず、経営者様への綿密な事前打ち合わせから研修スタートとなります。