2016.1.24実施_FP3級学科試験総括
受験生の皆様、お疲れ様でした。
天候も非常に悪く会場に着くことさえ大変な状況だったと思います。
ある受講生は前日帰宅できず、そのまま会場に向かったそうです。
この苦労が1カ月後に笑顔で報われることを祈っています。
さて総括ですが、今回は易しい問題と難しい問題の差がはっきりしていましたね。
基本的な事項を確実に覚えていれば半分は取れる内容でした。
逆に今回の試験で得点が半分に満たなかった方は明らかに勉強不足です。
おそらく全くのFP素人の方が受験しても20~25点は得点できるのではないでしょうか。
そういった意味では
「損をしない、お金に振り回されない、人生におけるお金の知識を身につける資格」
としての『ファイナンシャルプランナー3級』の試験問題としてはとてもいい内容だと思います。
ただし、合格するにはやはり一歩踏み込んだ知識が必要だとあらためて思わされる試験問題でもありました。
30点前後の本当にあと一歩で不合格、そんな方が多く出そうな気がします。
詳細な問題内容の総括ですが、
6つの単元それどれに1~2問は難問がありました。今まで過去問題で見たことがない用語や出題形式のものもあり、これはできなくても全く問題ありません。できなくてもいいです。
この面食らう新出問題が合計で11問ありました。
この中から正解しないと50点台は達成できませんので、もし50点台で合格できた人はとても良く勉強できていると思います。
次の2級に進んでもそんなに摩擦のないレベルにもう到達しているといえます。
それくらい良く仕上がっています。
当講座で使用する、全6単元でわずか24ページの「これテキ」。
この「これテキ」に記載されていることを覚えるだけで31問正解できます。
半分以上です。いかに基礎的内容が出題されていたかがわかります。
講座での過去問題演習&解説で触れた内容から12問出題されていました。
過去問題の類題の出題数としては少し少ないかもしれません。その分、見たことのない用語や問題形式に驚いて、解けるはずの問題が解けなかった、という悪循環に陥った方もいらっしゃるかもしれません。
試験はメンタル勝負でもあります。
いかに平常心でいられるか。
慌てちゃってバタバタしちゃった人がメンタルが弱い、というわけではありませんよ。
そこでしっかりと平常心を保てるメンタル状況になれるまでの学習量が足りなかった、というだけです。
量をこなうということは、それだけやったという自信につながります。
効率も大事ですがやはりある程度の学修量は必要ですよ。
過去問題の類題が少なかったことで、いつもより難しい印象を抱いた方もいらっしゃるかもしれませんが、全体的な難易度はそんなに高くない試験内容でした。